【授乳中の薬は危険?】飲んでも良いの? 安全な薬と危険な薬

「授乳中にお薬って飲んでもいいのかしら?」
 
こんな疑問を持つお母さんは多いと思うんですよね。
 

・熱っぽいけど風邪薬は飲まないでおこう…
・花粉症の薬は、母乳を飲ませてる時期はガマンしないと
・飲んじゃいけない薬ってあるのかな?

 
体調が悪くても母乳に影響が出るかも
と考えたらお薬を飲むのをためらってしまいますよね
 

お薬もいろんな種類がありますし、
飲んでいい薬、駄目な薬があるのかも?
と疑問に思うお母さんもいらっしゃるかもしれません。
 

そうなんです。どうすれば良いでしょうか?
 
はい、ご安心ください。
 
今回は、授乳中に薬は飲んでもいいの? 飲んでいい薬、駄目な薬ってある?
という疑問についてご説明しますね。
 

お薬は母乳に影響するの?

ほとんどの薬は母乳への影響は小さい

授乳中は、体調が悪くても薬を飲まないでがまんする
というお母さんも多いようです。
 

WHOの調査によると、
ほとんどの薬は母乳への影響はあるものの極めて小さい
とされています。
 

ただし、一部の薬は母乳への影響が多いので注意が必要です。
 

使用しないほうがよい薬

抗がん剤など使用する場合は、断乳が必要になります。
 

そのほか、抗生剤のテトラサイクリン
母乳への影響がはっきりとわかっていないので
注意したほうがよいとされています。
 

使用して問題ないお薬

それ以外の、一般的な抗生剤、胃腸薬、かぜ薬、抗ヒスタミン薬などは、
よほど大量に摂取しない限り、問題ありません。
 

また皮膚に塗る軟膏・クリームなどは
主にからだの一部に塗るだけなので、母乳への影響はごくわずかなものです。
これらも使用して問題ありません。
 

目薬・点鼻薬については粘膜から吸収されますから、
肌に塗るよりも影響が大きくなることが考えられます。
ですが一回の使用量はごく少ないので問題ありません。
 

授乳中に使用するお薬については、一般的なものは問題ありませんが
心配な場合はお医者さんに相談して決めるのが良いでしょう。

 

【まとめ】一般的な薬は使用しても母乳に影響はない

結論としては、ごく一般的なかぜ薬、頭痛薬、胃薬などは
母乳への影響は極めて小さいので、飲んでも問題ないでしょう。
 

また皮膚に塗るクリーム、目薬、点鼻薬なども
一度に使う量が少ないこともあり、特に問題はないでしょう。
 

小さな赤ちゃんがいると
ゆっくり休むことが難しい場合もあるので
体調を崩してしまうことも多いかと思います。
 

そんなときは我慢せずにお薬を飲んで
体調を整えるのも良い方法だと思います。
 

ただし、あまり一般的でないお薬の場合や、
使用量が多くなるとき
などは、
お医者さんに相談してから使用しましょう。