「予防接種のとき、
同時にいくつものワクチンを接種して大丈夫?」
という風に不安になっているお母さんも多いのではないでしょうか。
・こんなにたくさん一度に接種して大丈夫?
・以前、ヒブワクチンで事故があったって聞いたけど
・昔はこんなにたくさんワクチンなかったのに…
赤ちゃんの小さな体に
一度にたくさんのワクチンを打つのは
不安ですよね。
ワクチンの数も年々増えているため
「国と製薬会社の間に癒着があるのでは?」
と不信に思う人もいるかもしれません。

はい、ご安心ください。
今回は「予防接種の同時接種には危険性はないの?」という疑問について解説しますね。
なんでワクチンがこんなに増えたの?
まず近年、日本でワクチンが
増加している原因から。
皆さまもご存知のとおり
日本では年々、
新しいワクチンが増えています。
そのため、
いくつかのワクチンを
同時に接種しないと
適切な時期に予防接種を
受けることができません。
では、なぜ最近になって
ワクチンの数が増えたのでしょうか?
実は今まで
日本は世界と比べて
認可されるワクチンが少なく
導入も遅かったんです。
それが近年、ようやく世界の常識に
追いついてきました。
つまりワクチンが増えた理由は
日本が世界的な基準に追いついたから
ということになります。
今までの日本のワクチンが
少なすぎた、ということなんですね。
同時接種は危険なの?
予防接種の同時接種について
危険なんじゃないの?
と不安に思う方が多いようです。
では、なぜ同時接種に
危険なイメージを持つ人が
多いのでしょうか?
その原因は、
以前、マスメディアで
報道され話題になった
ある事例によるものではないか、
と考えられます。
ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン
以前、ヒブワクチンと
肺炎球菌ワクチンの
同時接種を受けた乳幼児が
接種後に亡くなる、という事がありました。
そして、この乳幼児の死因が
同時接種によるものではないか、と
話題になったのです。
この報道の影響で、同時接種は危険だという
印象を持ってしまった方が多いようなんですね。
しかし調査の結果、同時接種と死因に
関連性はありませんでした。
世界では同時接種は常識
また世界を見ても、同時接種は常識です。
むしろ一度に1回しか打たない
というケースの方が珍しいのです。
このように世界では普通に行われていることで
特に危険性を心配する必要はないんですよ。
同時接種には利点もある
医療機関に行く手間が少ない
現在1歳未満で受けるワクチンは6種類。
合計16回になります。
そのため同時接種をしなければ
医療機関に合計16回行かなければなりません。
赤ちゃんの体調や
家族の都合などを考えると
とても難しいですよね。
そうした利便性の面からも
同時接種は有効なんですね。
また調査の結果、
副反応のリスクも単独接種の場合と
違いはありません。
【まとめ】同時接種に危険性はない
まとめると、同時接種に危険性はあるの?
という問題については
世界的にも普通に行われていることで
特に心配する必要はない
ということになります。
以前起こった事故のことを
間違ったまま認識していて
不安になっている方も多いようです。
しかし副反応のリスクも
単独接種と変わりがないことも
わかっていますので、
特に不安に感じる必要はありません。
お子さんには必ず、推奨されているすべての
予防接種を受けさせるようにしてくださいね♪